帯状疱疹ワクチンのすすめ|磐田市の内科・小児科|三上内科小児科医院

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帯状疱疹ワクチンのすすめ

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帯状疱疹とは、水ぼうそうの原因ウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)による皮膚に生じる病気です。

症状としては、ピリピリ、ズキズキしたような痛みを生じた後、水疱を伴う帯状に集合した発疹が見られます。


通常は体の片側のみに症状が出ます。


痛みはしばらく続き、時に眠れないくらい強い症状が出る場合があります。


子どもの頃に体内に入ったウイルスが潜伏し、免疫力の低下やストレスなどにより再活性化し帯状疱疹を発症します。


抗ウイルス薬、鎮痛薬を使用し治療を行いますが、すぐに改善することもある一方、炎症が治まった後も後遺症として強い痛み、不快な痛みが残る場合があります


発疹が生じた箇所によっては、失明めまい顔面神経麻痺などが残る場合もあり、生活の質が低下する原因となります。


発症してほしくない病気ですが、年々増加傾向にあり健康な方でも発症する可能性があります。


2020年より、この帯状疱疹に対して非常に有効なワクチンが接種できるようになりました。


ワクチンの名前は「シングリックス®」といい、50歳以上で約97%、70歳以上で約89%の発症予防効果が期待できます。


また、疼痛後遺症についても約89%の予防効果が期待できます。


発症予防効果は接種してから少なくとも9年間は維持することができます。

2か月の間を開けて、2度接種するワクチンとなります。

シングリックス発売当初は帯状疱疹に罹患しやすくなる50歳以上が対象でしたが、2023年6月から「罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上」に対象が拡大されました。


 帯状疱疹ワクチン(シングリックス®) 1回 22,000円(税込み)
                                                                        ※2回接種となりますので、合計44,000円となります。


けっして安くはないワクチンですが、10年効果があると考えると1年の費用は約4000円となり、インフルエンザワクチンなどとそれほど変わりはありません。

接種する価値が高いワクチンとして、ご紹介しました。

接種をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。