こどもの脱毛|磐田市の内科・小児科|みかみクリニック

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お子さまの脱毛について

当院における小児の脱毛

当院で採用している脱毛レーザー機器SPLENDER X(スプレンダーX)は、軟毛~硬毛に幅広く対応しており、また冷却効果も高く熱破壊式脱毛であっても痛みは軽微であるため小児脱毛にも対応しています。当院においては、原則中学生以上の小児を対象とし脱毛施術を行う方針としています。少なからず痛みが生じる治療になりますので、保護者の方の意思だけでなくお子さま自身が施術を希望し治療を受けていただくことが大切です。当院では成人と同様、完全個室でプライバシーに配慮した空間で施術を行います。

エステ脱毛とのちがい

キッズ脱毛(小児脱毛)については、医療機関だけでなくエステなどでも対応しているお店があります。2つの大きな違いとして、使用する機器の違いが挙げられます。エステ脱毛に利用されるのは光脱毛(フラッシュ脱毛)で、毛根に弱いパワーで照射しダメージを与えます。一時的に毛は抜けますが発毛組織を破壊することはできないため時間が経てば毛が再生します。
一方、医療脱毛の場合は例えば当院で採用しているSPLENDER Xは「毛母細胞」「毛乳頭」といった発毛組織だけでなく、「バルジ領域」という発毛の指令を出す組織もレーザーの力で破壊する効果があるため、エステ脱毛と比較すると圧倒的な脱毛効果があります。
力が強い分、痛みや火傷の合併症が強く出るかというとそのようなことはなく、高い冷却効果によりそれらは抑えられ、また施術後のクーリングや抗炎症薬塗布により合併症予防に努めます。医師、看護師が常に対応するため、万が一合併症が起きた時にも即座に対応できます。

小児における脱毛の有効性

思春期は非常に多感な年ごろで、人の目が何かと気になります。他人よりも生えている毛が多いのでは、濃いのではと気になってしまい気持ちよく日々を送られなくなっているお子さまもいらっしゃいます。脱毛施術により、そういったコンプレックスを解消してあげることで日々を幸せな気持ちで過ごすことができ、自己肯定感を高めてあげることができるかもしれません。
体育などで肌を露出することに抵抗があったり、好きな服を着られないで悩んでいるかもしれません。そのようなお子さまの助けになることができるのであれば、施術する意義は大きいのではと考えます。
また、剃毛や除毛、抜毛で自己処理を行うことは外傷や肌荒れのリスクにつながります。そして長期間自己処理を行うことで、毛穴の開き、黒ずみ、色素沈着などが生じるおそれがあります。そのような自己処理のトラブルを防止することができる可能性があり、未来への投資とも考えられます。

小児における脱毛の問題点

小児への脱毛については注意しなければならないことがあります。まず、成長期においては性ホルモンの分泌が活発になり不安定な状態です。性ホルモンの分泌が多くなることで毛が濃く多くなる傾向にあり、施術後にも発毛してくれば満足のいく脱毛状態を得られるには施術の期間と回数が多くかかる可能性があります。また、身体も発達段階にあるため成長してから発毛する可能性もあり、将来再度施術が必要になる可能性があります。
以上のことから本来は16歳以上(高校1年生相当以上)で受けられることが望ましいと考えますが、施術をすることの有効性が勝る場合にはその年齢以下でも施術を承ります。

注意点・リスク・副作用

・必ず親権者の同意が必要です。

・お子さまの意思で施術を希望されているか確認いたします。

・成人に比べ日焼けのリスクが高いため、施術後のスキンケアを十分気をつける必要があります。保湿剤や日焼け止めのご相談も承ります。

・医療脱毛をもってしても「永久脱毛」は困難で、「永久減毛」という施術と位置付けられます。小児においては、さらに将来的に発毛する可能性が高いことをご理解ください。

・通常濃くならない部位(女子で顔、胸など)が多毛であったり、低身長・肥満などがある場合は病気による二次性の多毛の可能性があるため、内科的診療が必要になる場合があります。